「マインドフルイーティング」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、マインドフルネスの状態で食事をしましょう、ということで、
要するに、「食べていることだけに集中する」食べ方です。
私の聞いた話では、食べる量が減るのでダイエットに効果大。という説も。
チャレンジするもののほぼほぼできない、私にとっては至難の技です。
以前から、ながら食いが与える影響は示唆されていて、
食事は何を食べるかも重要だが、いつ、どこで、誰と食べるかといった環境の違いが個々のメニュー選択に影響を及ぼすことが分かっている。とりわけ、ながら食べについてはそうでないときと比べてより多くの量を摂取すると仮定されてきた。
が、今回のイリノイ大学の、食事中の注意散漫さが食事にどのような影響を及ぼすのか、についての研究だとそうはならなかったという意外なお話。
2020年2月14日に発表された論文。
この研究によると、
「健康的な若年成人において、ながら食事による注意散漫な摂取方法はそうでない場合に比べて摂取量が有意に減少し、食事に対する記憶力が低下することが示唆された」と結論。
今までの仮定を覆して、摂取量は減っちゃったんですよね。
その反面、
記憶力の低下を示唆していて、
ながら食いをしたグループは、食べたものを記録したものの正解率が低く、
食事の摂取量やメニューの記憶力に明らかな影響が見られたそう。
ただ、
これは「食事」の場合の結果であって、
チョコクッキーやクレープなどの軽食に関しては、
ながら食いとそうでない場合で、摂取量にも記憶力にも有意差がなかったそう。
不思議ー。
研究者は、
「これで全てが解明されたわけではないが、食事環境が何を摂取するかにおいてなんらかの影響を及ぼしていることは明らかになった。突き詰めれば、健康に対して重要なインパクトを与える可能性もあるだろう」とまとめています。
結局、
ながら食いすると、何をどれだけ食べたかわかんなくなっちゃうので、
集中して食べた方がいいよ、ということではあるのだと思われます。
どうぞよしなに。
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